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IFRSに関するお知らせ

IASBが、金融商品の減損に関する移行リソースグループのメンバーを公表

[掲載日]
2014年08月26日

委員会報告等の詳細な内容をご覧になるには、日本公認会計士協会著作権規約をお読みいただき、当規約にご同意いただく必要があります。

日本公認会計士協会がウェブサイト上で公表する委員会の報告書や実務指針、通達(審理情報、審理通達等)をはじめ、研究報告、研究資料、リサーチ・センター審理ニュース等の公表物の著作権は、日本公認会計士協会に帰属します。

これらの公表物の全部又は一部について、事前に文書によって日本公認会計士協会から許諾を得ることなく、協会編集以外の印刷物、協会主催以外の研修会資料、電子的媒体、その他いかなる手段による場合においても、複製、転載、頒布等を禁じます。

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  100ヶ国以上でのIFRSの使用の責任を有するIASBは、2014年8月22日に、減損移行リソースグループ(ITG)のメンバーを公表した。ITGは、2014年7月に公表されたIFRS第9号「金融商品」の新しい減損規定を適用する際に発生するであろう論点について、利害関係者をサポートする。

  ITGの目的は、利害関係者向けフォーラムを実施し、IFRS第9号(2014)により発生するであろう適用上の論点を議論することである。ITGは、自身でガイダンスを発行することはないが、適用の多様性を解決するためのアクションが必要な場合にどのようなアクションが必要か、IASBが判断する際に役立つ情報を提供する。会議にはバーゼル銀行監督委員会を含む規制当局がオブザーバーとして参加する。

  IASBは、ITGが年2~3回程度(提出された論点のボリュームと複雑性に応じて)会合することを期待している。最初の会合は2014年第4四半期に予定されており、近日中に詳細を公表する。すべての会合は公開され、議長はIASBメンバーのSue Llyod氏が務める。

  利害関係者は、ITGの会合に、潜在的な適用上の論点を提出することができる。IASBスタッフは提出された個々の論点を評価し、ITGの会合での議論の優先順位づけをする。

  2014年8月22日時点で公表されているITGのメンバーは以下12名である。日本から、三菱東京UFJ銀行のTetsuo Nanri氏が参画している。オブザーバーは、バーセル銀行監督委員会および証券監督国際機構(IOSCO)の以下3名である。

メンバー 

Wayne Basford

BDO

Partner, IFRS leader Asia Pacific

Graham Dyer

Grant Thornton

Senior Manager, National Professional Standards Group

Paul Fallon

Standard Bank Group

Head of Group Risk Model Development and Model Management

William Hayward

Barclays

Director, Head of Regulatory Risk

Helen Killoch

Bank of Montreal

Vice-President and Chief Accountant

John McDonnell

PwC

Partner in Banking and Capital Markets Group and Global Accounting Consulting Services

Tetsuo Nanri

Bank of Tokyo-Mitsubishi

Manager, Credit Policy & Planning Division

Hervé Phaure

Deloitte

Partner, FSI Risk Advisory

George Prieksaitis

Ernst & Young

Partner, Financial Services Organisation; Leader of the EY Financial Accounting Advisory Services business in Canada

Jörg Michael Scharpe

Deutsche Bank

Group Reporting Director for External Capital and Risk Reporting

Chris Spall

KPMG

Partner, Internal Standards Group, Global IFRS Financial Instruments Leader

Yu Xiaofel

Bank of China

Accounting Manager

オブザーバー

・ Karen Stothers (Basel Committee on Banking Supervision)

・ Pablo Perez (Basel Committee on Banking Supervision)

・ Ton Meershoek (IOSCO)

 

  メンバーは個人の能力として指名されており、基本的に、組織の代表としてではなく、一個人として意見を述べることが期待されている。会議は基本的にロンドンで開催され、メンバーは無報酬(voluntary)であり、交通費や宿泊費もIASBから支払われない。

 

  詳細はIASBウェブサイトをご参照ください。

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