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IFRSに関するお知らせ

IASB、金融負債の会計処理の変更に関する公開草案を公表

[掲載日]
2010年05月13日

委員会報告等の詳細な内容をご覧になるには、日本公認会計士協会著作権規約をお読みいただき、当規約にご同意いただく必要があります。

日本公認会計士協会がウェブサイト上で公表する委員会の報告書や実務指針、通達(審理情報、審理通達等)をはじめ、研究報告、研究資料、リサーチ・センター審理ニュース等の公表物の著作権は、日本公認会計士協会に帰属します。

これらの公表物の全部又は一部について、事前に文書によって日本公認会計士協会から許諾を得ることなく、協会編集以外の印刷物、協会主催以外の研修会資料、電子的媒体、その他いかなる手段による場合においても、複製、転載、頒布等を禁じます。

無断で使用した場合は、然るべき法的対応を取ることがありますので、ご注意ください。

同意する

IASBは、2010年5月11日、金融負債の会計処理の変更を提案する公開草案を、コメント募集のために公表しました。この提案は、金融資産の分類及び測定に関する、既に完了した作業に続くものです。(IFRS第9号「金融商品」)

IASBは、負債の会計処理の限定的な変更を、公正価値オプションに対する変更とともに提案しています。この提案は、IASBが開催した広範な協議で多くの投資家等により表明された見解に対応しています。その見解とは、企業が公正価値で測定する事を選択した負債の信用リスクの変動から生じた純損益のボラティリティは、直観に反し、投資家に有益な情報を提供しないというものです。

IASBがIFRS第9号を導入した際、世界中の多くの関係者は、金融負債に関する現行の定めは、企業が公正価値による測定を選択した金融負債の信用リスク(「自己の信用」)の変動による影響を除くと、うまく機能しているとIASBに述べました。

IFRS第9号のグローバルな協議に基づき、IASBは投資家、作成者、監査法人、規制当局者等に「自己の信用」に関する論点についての見解を求めました。受領した見解は、「自己の信用」の変動から生じた、純損益のボラティリティは、デリバティブ及び売買目的保有の負債を除いて、有用な情報を提供しないというこれまでの協議に整合していました。

従ってIASBは、企業が公正価値測定を選択した金融負債の「自己の信用」の変動によるすべての利得又は損失は「その他の包括利益」に振り替える旨を提案しております。従って、「自己の信用」の変動は報告される純損益に影響を与えません。

金融負債に関しては、その他の変更は提案していません。従って、この提案は金融負債に公正価値オプションを選択した企業のみに影響を与えます。

公開草案「金融負債に対する公正価値オプション」のコメント期限は、2010年7月16日となっております。

詳細はASBJ及びIASBのウェブサイトをご覧ください。
ASBJのウェブサイト
IASBのウェブサイト

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