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IFRSに関するお知らせ

IASB、確定給付年金会計に関する改善提案を公表

[掲載日]
2010年05月06日

委員会報告等の詳細な内容をご覧になるには、日本公認会計士協会著作権規約をお読みいただき、当規約にご同意いただく必要があります。

日本公認会計士協会がウェブサイト上で公表する委員会の報告書や実務指針、通達(審理情報、審理通達等)をはじめ、研究報告、研究資料、リサーチ・センター審理ニュース等の公表物の著作権は、日本公認会計士協会に帰属します。

これらの公表物の全部又は一部について、事前に文書によって日本公認会計士協会から許諾を得ることなく、協会編集以外の印刷物、協会主催以外の研修会資料、電子的媒体、その他いかなる手段による場合においても、複製、転載、頒布等を禁じます。

無断で使用した場合は、然るべき法的対応を取ることがありますので、ご注意ください。

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IASBは、2010年4月29日、IAS第19号「従業員給付」の修正を提案する公開草案を、コメント募集のために公表しました。

この提案は、事業主が年金や雇用後医療給付のような長期の従業員給付を提供する確定給付制度に関する会計処理を修正するものです。確定給付制度においては、事業主はコストの増加と、悪い投資運用成績の可能性というリスクを負担しています。

この修正は、企業に以下の点を要求する事により、IAS第19号の欠陥に対処しています。

 すべての給付費用の見積り額の変動及び制度資産の価値の変動を即時に会計処理すること(しばしば、「回廊」アプローチの廃止と呼ばれています)
 給付費用を異なった構成要素毎に明確に区別するための新しい表示アプローチの使用
 確定給付制度に起因するリスクに関する、より明瞭な情報の開示

この提案は、厳格で包括的なデュー・プロセスに従って、開発されました。ディスカッション・ペーパー「IAS第19号『従業員給付』の改訂に係る予備的見解」は2008年に公表され、150通のコメントを受領しました。審議会は回答を討議して提案をさらに改良するために、13回会合を持ち、広範な利害関係者(IASBの従業員給付ワーキング・グループを含む)からのインプットを求めました。審議会とスタッフは、すべての利害関係者の見解が考慮されることを保証するために、コメント期間の間に追加的なアウトリーチを開催する予定です。

公開草案の公表に際して、IASB議長David Tweedie卿は、以下のように述べました。

IAS第19号は、我々の前身機関から引き継がれており、年金会計の総点検は延び延びとなっていた。この提案が採用されると、年金債務の透明性と比較可能性はかなり改善するだろう。我々は、2011年の最終基準の公表を目標にして、現在さらに提案を改良するために、利害関係者からのインプットを求めている。

公開草案「確定給付制度」のコメント期限は、2010年9月6日となっております。

詳細はASBJ及びIASBのウェブサイトをご覧ください。
ASBJのウェブサイト
IASBのウェブサイト

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