恐竜博は子供のため?
先日、子供達と恐竜博へ行きました。化石の展示が好きで、ほぼ毎年見に行くのですが、私の子供の頃と比べると、動く恐竜ロボットあり、大画面モニターでのイメージ再現画像あり、3D画像の子供向けアニメ上映ありと、大人だけでなく子供も飽きさせないような工夫が随所に見られました。
恐竜の研究は、今も日進月歩のようです。ご存知でした?ここ10年ほどの研究で、鳥は、恐竜を祖先とすることがほぼ定説になったようです。さらに骨の形状の生物力学的解析、最新機器を使った化石や発掘現場の科学的調査、分析等によって、今は無き恐竜の真実に迫ろうと、世界中の科学者が様々なアプローチをかけているようです。
そういえば、私も小学生になったばかりの頃、化石を見つけようと関東ローム層の粘土を一所懸命シャベルで掘っていました。がけの上の方、地上3メートルほどのところにあるブルドーザーの爪あとを発見し、きっとステゴサウルスの尻尾のとげの跡だ、肉食恐竜に襲われたんだよ!などと、想像力豊かにがけ下を削っていました。
いまだに、恐竜絶滅の謎の全ては解明されていないようです。私が恐竜図鑑を眺めていると必ず膝に乗ってくる息子と一緒に世界中の自然史博物館を巡り、新進気鋭の科学者同様、未だ明かされない恐竜の多くの謎について語り合いたいなぁなんて、酔っ払って帰った深夜に幼稚園児の息子の寝顔を覗きながら、思ったりします。
今、隣から原稿を覗き込んだ妻に指摘されました。「ふ~ん、へ~。」「やっぱり、恐竜博は子供のためじゃなく、自分のために毎年行ってるのね。1段落目の“大人”と“子供”が逆じゃない!」うっ、、。
広報委員会副委員長 西川 泰広
(2008.7.11データ更新)