材料のお礼は完成品!
食べ物ネタばかり書いてますが、今回も・・・。
最近、知人から食品を頂く機会が増えた。食品といっても旅行のお土産というようなものではなくて、家の庭で生ってる果物とか、自家農園で作った野菜など素材系のものである。なにしろ商品用として作られているものではない素人作物もしくは自然繁殖?なので形は悪いし、果物は糖度がイマイチだし、葉物は虫が食ってたりする。しかし、それにもかかわらず集まってくるのは、私がなんとかして美味しく食べられるモノにして食べちゃうからでしょう。頂いた方には、どうやって食べたか報告するし、保存の効く物ならお裾分け(材料頂いておいて、お裾分けっていうのも変だが)すると大変喜ばれて、また別のものが贈られてきたりするわけで・・・。
先日、事務所の女性に庭に生ってたという柚子を大量に頂いた。生ってからスグに収穫してないからか実はスカスカだったが、何しろ保証つきの完全無農薬である。これは皮を利用するしかないでしょうってことでネットであれこれレシピを調べてマーマレードを作ってみたら、これが美味い!パンに塗るのはもちろん、野菜の和え物に混ぜたり、焼肉に付けたりしてもよし。もちろん頂いた方にも差し上げた。すると、その話が伝わったのか別の女性から今度は伊予柑を頂いた。これも自家製とのこと、食べてみると糖度が足りないので残念ながらそのまま食べてもあまり美味くない。またジャム系じゃ芸がないので、今度は皮でピール(皮の白い部
分をそぎ落として甘く煮たもの)とコンポート(洋酒を効かせたシロップ煮)を作ってみた。これは半製品みたいなものなので、その方にはそれを利用した伊予柑パイを焼いてお返した。事務所でおやつで何人かで食べたのか、後日エレベータに乗ってると「この前のパイ、美味しかったですよ~」とか別の女性から声をかけられたりして驚く。こうして贈り物の連鎖が続いてわらしべ長者状態である。そのうちメロンとか送られてきたらスゴイ!・・・と妄想したりするが、庭にメロンが生ってる家なんてないわな。
週末に奥さんの母親から宅配便が届いた。何かと思って開けてみると、大量のシソの葉である。これも自家製、だがボール一杯の量である。シソの葉って言うと、どちらかといえば料理の素材としては脇役で、シソそのものを食べるってイメージが湧かない・・・どうしたものか?しかし、もらったからには食べきるしかあるまい。しかも大葉じゃなくて新芽の柔らかいところばかりである。美味く食べなくては義理の息子の義理が立たぬ。1品目キュウリとシソと沢庵のレモン醤油和え、2品目シソの葉と生海苔の吸い物、3品目焼きニンニクと胡麻油で炒めたシソの葉のキムチ、4品目バジルの代わりシソの葉で作ったジェノベーゼソース、5品目鶏のささ身和風ソテー刻みシソの葉まぶし、もちろんサラダや刺身のツマにも使う・・・あはは、なんと土日で全部使いきりましたよ、やればできるもんですな。ジェノベーゼソースは保存がきくから今週はパスタとかカルパッチョにも使おう。
奥様がジェノベーゼソースが激ウマだと母親に電話でレシピを話していた。シソだからジャパネーゼソースと名付けたいそうで・・・。これでまた次のモノが届くんだろうな・・・あな、ありがたし
広報委員会副委員長 原口 清治
(2008.6.11データ更新)