旬…
ここでは「しゅん」と読みます。辞書を引くと「魚介類や蔬菜(そさい)・果物などの、最も味のよい出盛りの時期」と出ていました。
イチゴ、美味しい季節になりましたね…と言いながら、八百屋さんやスーパーではもうとっくに出回ってて、そろそろ終わりかという今日この頃。でも、イチゴの旬って本当は春から初夏にかけてなんですね。もちろん有名私立小学校受験生の親御さんはご存知とは思いますが…
最近はハウス物、促成栽培、そして輸入物もあって、年がら年中、探せば手に入らない時期はなくなりましたが(イチゴに限ったことではないですが)、私のご幼少の頃は春から初夏にかけて、それも滅多に口には入らないものでした。
品種改良も進んで、現在ではとよのか、女峰やアイベリー等大粒で甘みも酸味も適度、色艶のよいものが大勢を占めていて、そのまま、あるいはちょっと練乳を付けたりして食べています。
そこで姿を消してしまったのが、イチゴスプーン(底がイチゴ形の凸面でぶつぶつ付)…若い方はご存じないですよね。私の事務所の若手の職員に聞いてみたんですが、見事に「何ですかそれ?」でした…(悲)
30年ほど前まではイチゴはそんなに大粒じゃなくて甘みよりも酸味が強かったため、イチゴを潰して砂糖と牛乳をかけて食べるのが主流でした。その食べ方で活躍したのがこのスプーン。懐しいですね。でも、現在はほとんど手に入りません。試しにスーパーや雑貨店、100円ショップ等で聞いてみてください。
閑話休題、旬の食材を天ぷらで、天然塩をパラパラっとして食べる。そしてすっきりとした純米吟醸酒を呑む。本部広報委員会副委員長のHさんの向こうを張るわけではないですが*、私にも馴染みの天ぷら屋があります。「星」のついたA、KやF、老舗のY、MやT等々ではありませんが、美味しさ、雰囲気は決して負けてませんね(勿論、安いですし。)。付出を兼ねて、最初に旬の魚のお刺身を出してくれますが(前回は房総の「さごち」でした。)、これもまた美味。コースもお酒の頃合いもお決まり。
帰りがけにGWには田舎に行って山菜をたくさん仕込んでくるから、また来てください…って、もちろんOK!われわれ業界の超繁忙期、頑張ってる自分へのささやかなご褒美です。
広報委員会委員長 御子柴 顕
(2008.5.9データ更新)
(2008.5.9データ更新)