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年頭雑感

  新年になり真新しいカレンダーをみると、今年1年何かできるかなという気持ちになります。現状の仕事のほかに、何か視点の変わったことをやってみたいという希望はここ数年ずっと持ち続けています。

 日本公認会計士協会東京会の広報である東京CPAニュースには「自由時間」として毎月、得意技を披露される公認会計士の記事が載っています。私はこの記事を楽しみにしており、私の頭ではとても考えがつかない高いレベルの得意技をお持ちの公認会計士の存在やその行動力に「よくもこんな人がいるもんだ!」と深い感銘をうけておりました。そのため、毎年新年には、新年であるゆえにそれまでの自分をすっかり忘れて、カレンダーを前に「よし、私も!」などと遥かなる希望を抱いてしまっていたわけです。

 けれども私の悩みは、やるべき「何か」がみつかっていないことです。これだと、スタート台にも立っていないわけで、希望以前の問題ですよね。何かやっている人を見るといいな、と思うのに、人から「これってとてもおもしろいよ!」と進められても、私にはちょっと無理とか、面倒とかいって尻込みしてしまうという始末です。

なぜ、こんなにやる気がでないのでしょう。これって、年をとったからなのでしょうか。それとも薦めてくれた何かが私にしっくりこなかったからでしょうか。

 でも、年齢を言い訳にしてはいけませんね。昔、江戸時代の伊能忠敬は年齢50歳を過ぎてから、江戸にでて測量の学問を始め、その後私財を投入して全国行脚し日本地図を作成したそうです。今でいうと、退職後に大学院に入学し、その後に新たなビジネスを始めたということでしょうか。恐るべき熱意とその実行力には驚嘆せざるを得ません。昔の50歳は今の60歳以上に相当するでしょうから、なおさらです。このような類まれな人物と自分を並べること自体滑稽なことですが、それでも、いつまででも希望と熱意をもって物事に取り組む姿勢は真似たいものだなあと思っています。

 考えてみれば、今年は本業がJ-SOX、四半期レビューに向けての準備等で何やら忙しく気が抜けない年であり、加えて北京オリンピックという本業以外のイベントもウォッチせねばならず、あわただしい年になりそうです。

 それでも、きっと私の元気を盛り立てる「何か」との出会があるかもしれません。新しいカレンダーに向き合った気持ちを大切に、希望と熱意をもって物事に取り組んでいきたいですね。


  広報委員会  橋本 久美子
(2008.1.17データ更新)