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完全試合

 
 日本シリーズの完全試合は惜しいところで、達成されませんでした。日本シリーズ史上初の完全試合まであと3人だった中日ドラゴンズの山井大介投手は右手にマメができたことを理由に交代させられました。いまだ賛否両論渦巻いています。
 
 野球において、一試合の全イニングを無安打、無得点、無四死球、無失策、無出塁に抑えて勝利する事をパーフェクトゲームと呼びます。日本シリーズの優勝決定の瞬間でそれが達成されれば、マージャンで言えば国士無双(こくしむそう)、カード・ゲームなら差し詰めロイヤル・ストレート・フラッシュに相当するでしょう。かえすがえす惜しいことをしたものです。あの巨人の星の星飛雄馬は、最後の中日戦で投手生命と引き換えにパーフェクトを達成したぐらいですから(これは架空のお話、念のため)。
 
 MLBでは長い歴史の中でも16人しか記録していません。日本のプロ野球では15人が記録しています。一番最近では、読売ジャイアンツの槙原寛己投手が、1994年5月18日 福岡ドームの広島戦で達成したことが記憶に新しいです。 西武ライオンズの西口文也投手は 2005年8月27日 9回まで打者27人を全てアウトにしましたが、9回終了時点で0-0で延長戦となり10回に被安打を浴び、完全試合を逃しました。これは認めてあげるわけにはいかないのでしょうか?
 
 ノーヒットノーランは、日本のプロ野球では完全試合15人を含む73人が計84回達成しています。先の西口投手は、完全試合失敗の試合(2005年8月27日)とは別に9回二死までノーヒットノーランを続け、27人目の打者にヒットを打たれたことがなんと!2回もあります(2002年8月26日と2005年5月13日)。
 
 一方、1973年8月30日(対中日戦:甲子園球場)に、当時、阪神タイガースに在籍していた江夏豊投手は史上初の延長戦でのノーヒットノーランを達成しました、それも延長11回裏自らのサヨナラホームランで試合を決めたのです。神業です。その時、江夏投手が「野球は一人でもでける」と言ったとか、言わないとか・・・。一生に一回でいいから、言ってみたい台詞です。
 広報委員会 奥田 穣司
(2007.11.19データ更新)