トリノ冬季オリンピックも終わってしまいましたね。
トリノ冬季オリンピックも終わってしまいましたね。100分の3秒差や100分の5秒差といったわずかな差でメダルを逃すという状況が連続して、メダルの有無を多くの方々が心配していたので、日本全国の皆さんが女子フィギュアスケート荒川静香選手の素晴らしい演技による金メダルに大きな感動を受けたのではないでしょうか。私も大舞台での集中力とそこに至るまでの努力に対して惜しみない賞賛をお贈りしたいと考える一人となってテレビを見ておりました。
しかしながら、感動と同時に競技毎の採点尺度の差にまつわる不思議も感じておりました。フィギュアスケートでは芸術点という感性による採点がある一方、スピードスケートには時間というデジタルな尺度しかないことです。しかもデジタル尺度はどんどん精緻になり100分の1秒などと人間が感じられない差まで測ってしまう。本当は10分の1秒単位までで終わりにして同点両者銅メダルでいいんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。
2006年の冬季オリンピックは、普段百万円未満切捨ての世界で仕事をしている会計士にはシビアな勝負の世界は向いてないのだなと、改めて実感させられたオリンピックでした。
広報委員会副委員長 文倉 辰永
(2006.3.8データ更新)