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専門情報

国際監査基準(ISA)の翻訳完了について

[掲載日]
2010年10月18日

 日本公認会計士協会

 国 際 委 員 会

 国際委員会では、国際会計士連盟(IFAC)の国際監査・保証基準審議会(IAASB)から公表された国際監査基準(ISA)及び国際監査実務ステートメント(IAPS)等の翻訳を行っており、このたび、下記の基準の翻訳作業が完了いたしましたので、お知らせします。
 なお、正文はあくまでも英文(IFACのウェブサイト(http://www.ifac.org)から入手可能です。)であることにご留意ください。 

                            記
 
1.国際監査基準第260号「統治責任者とのコミュニケーション」
原題:ISA 260 "Communication with Those Charged with Governance" 
原文公表:2009年4月
[概 略]
 本国際監査基準(ISA)は、財務諸表監査において統治責任者とコミュニケーションを行う監査人の責任を扱っている。本ISAは、企業の統治機構や規模に関係なく適用されるが、統治責任者のすべてが企業経営に関与する場合と上場企業に対して特別な考慮を払っている。本ISAは、監査人が企業の経営者又は所有者と行うコミュニケーションについては、それらの者が企業統治の役割も担っていない限り、要求事項を定めていない。
 監査人の目的は、以下を行うことである。 
(a)  財務諸表監査に関連する監査人の責任、及び計画した監査の範囲と実施時期の概要について、明確に統治責任者とコミュニケーションを行うこと 
(b)  統治責任者から監査に関連する情報を入手すること 
(c)  財務報告プロセスの監視責任に関連し、重要である監査から生じた適時の所見を、統治責任者に提供すること 
(d)  監査人と統治責任者との間で行われる効果的な双方向のコミュニケーションを促進すること
本ISAは、2009年12月15日以後開始する期間の財務諸表監査に対して発効する。 

2.国際監査基準第265号「統治責任者及び経営者への内部統制の不備のコミュニケーション」
原題:ISA 265 "Communicating Deficiencies in Internal Control to Those Charged with Governance and Management" 
原文公表:2009年4月
[概 略]
 本国際監査基準(ISA)は、監査人が、財務諸表監査で識別した内部統制の不備について、統治責任者及び経営者に適切にコミュニケーションを行う責任を扱っている。本ISAは、内部統制の理解及び運用評価手続の立案と実施に関して、ISA第315号「企業及び企業環境の理解を通じた重要な虚偽表示のリスクの識別と評価」及びISA第330号「評価されたリスクへの監査人の対応」の要求事項を超える責任を監査人に課すものではない。ISA第260号「統治責任者とのコミュニケーション」は、監査に関連して統治責任者とコミュニケーションを行う監査人の責任に関する詳細な要求事項を策定し、指針を提供している。
 監査人の目的は、監査中に識別し、統治責任者及び経営者それぞれが留意するに値するほどの重要度があると、監査人が職業的専門家として判断した内部統制の不備について、統治責任者及び経営者に適切にコミュニケーションを行うことである。
 本ISAは、2009年12月15日以後開始する期間の財務諸表監査に対して発効する。
 
                                                   以 上

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