会長ご挨拶

日本公認会計士協会 会長 茂木哲也日本公認会計士協会会長 茂木哲也

 平素より当協会の会務にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 公認会計士業界は現在、大きな転換点を迎えています。
 昨年、15年ぶりに公認会計士法が改正され、本年4月1日より上場会社等監査人登録制度等の整備に係る改正法が施行されました。我々に期待される役割をしっかりと果たすことで、資本市場の信頼性確保に尽力して参ります。

 また、資本市場を取り巻く制度の在り方に関する検討が活発に行われている中で、企業のサステナビリティ情報開示に係る企業内容等の開示に関する内閣府令の改正も行われております。社会が期待するサステナビリティ情報開示に向けて、これまで公認会計士が培ってきた知見・能力を生かし、公共の利益に貢献する立場から、積極的に取り組みます。

 公認会計士制度は本年7月に制定75年を迎えます。
 当協会のタグライン「信頼の力を未来へ」には、私たちに寄せていただいている信頼を生かし、社会に新たな信頼を創ることで、社会のより良い未来に貢献するという、私たちの思いを込めています。
 将来の予測が難しく、社会における「信頼」の重要性がこれまでになく高まっている中で、10年先、20年先も、私たち公認会計士が、社会環境等の変化に対応し、安心で活力に満ちた豊かな未来の創造に貢献する存在であり続けられるよう、精進して参ります。

ページトップへ